「We Are Anonymous. We Are Legion. We Do Not Forgive. We Do Not Forget. Expect Us.」 — このスローガンとともに現れるガイ・フォークス(Vフォー・ヴェンデッタ)の仮面。 Anonymousは2003年の4chanから生まれ、現在も世界最大のハクティビスト集団として活動している。
Anonymousの変遷
当初は悪ふざけ(Lulz)を目的とするネット民集団だったが、 2008年のサイエントロジー教会への「Project Chanology」で社会的抵抗運動に転換した。 2010〜11年のアラブの春では独裁政府のサイトへのDDoS攻撃を支援。 2022年のウクライナ侵攻ではロシア政府・メディアへの大規模攻撃を実施した。
日本を標的にしたOperation Japan
2012年6月、著作権法改正(違法ダウンロード刑事罰化)に対抗して AnonymousはOperation Japanを宣言。文化庁・自民党・JPRSのサイトへのDDoS攻撃と、 文化庁サイトのDefacement(改ざん)を実施した。 この事件は「日本のハクティビズム元年」として記録されている。
LulzSec:最も狂気的なハクティビスト集団
2011年に活動したLulzSecは50日間で世界中の大企業・政府機関に侵入した。 ソニーPSN(7700万件の個人情報)・CIAサイト・FBIの下請け会社・PBS放送局が標的に。 動機は純粋な「Lulz(面白さ)」だと主張していたが、 中心メンバーは全員FBIの情報提供者に情報を売られ逮捕された。
ハクティビズムの倫理的問題
- 民間インフラへのDDoS攻撃は一般市民に被害が及ぶ
- 流出した個人情報に罪のない人が含まれる
- 正義の定義は攻撃者が一方的に決定している
- 多くの国でサイバー攻撃は「目的の正しさ」に関わらず犯罪