サイバー犯罪危険度 ★★★★★

ディープフェイク性的脅迫:AI生成画像を使った新型恐喝

2026/3/10

SNSに投稿した普通の顔写真が、1分後にはAIで性的な画像に合成される—— これが「ディープフェイク・セクストーション」の実態だ。 警察庁の2024年統計では、この手口による被害届は前年比4.7倍に急増した。

犯行の手順

  1. InstagramやX(Twitter)から被害者の顔写真を収集する
  2. 「Undress AI」「DeepNude」等のAIツールで衣服を除去・性的画像を生成する
  3. 被害者にDMで画像を送りつける:「このまま流布されたくなければ5万円送れ」
  4. 支払っても要求は続く。「家族・職場・学校に送る」と脅迫がエスカレートする

被害者の特徴

内閣サイバーセキュリティセンターの分析では、被害者の63%が10〜20代の女性。 次いで30代女性(21%)、20代男性(9%)。 「最初は外国のアカウントからDMが来た」という報告が全体の74%を占める。

技術的な現実:本物か偽物か分かるか

現時点のAI生成画像は、指の形・光源の矛盾・背景の歪みで判別できる場合がある。 しかし2025年以降のモデルはこれらの欠陥が改善されており、素人目には判別不能になりつつある。

対処法

  • 絶対に支払わない: 支払いは「払える人」という確認になり、要求が増額する
  • スクリーンショットを取る: DM・メール・画像を証拠保全する
  • 即座に警察へ: 性的脅迫(ショートメール脅迫)は刑法上の脅迫罪・恐喝罪
  • プラットフォームに報告: Meta・Xともに「non-consensual intimate imagery」として緊急対応窓口あり
  • Google・Bingに削除申請: 「Remove Unwanted Content」ツールで検索結果から削除できる